蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

大威徳明王法~第十二座

大威徳明王法を修法。

この秘密行法を修するにあたり、伝授をして下さった大阿さまの口伝として「光明真言法または阿弥陀法を修すること」がある。私の中では「滅罪と亡魂往生を祈る秘法を併修して、且つ、補闕として怠ること勿れ」に変換されて、常に念頭に置いて忘れないようにしている。

実は開白して第三座を終わった段階で、「菩提を供養してもらたい」の話が上司から2件、中日座を終えたところで職場の後輩から2件あった。多分だが、自分で意識的にせずとも、本尊さまの思し召しがある秘法であって「併修せよ」「補闕を怠るな」「きっとそういうことなのだ」と受け止めている。

さて今回、後輩から依頼があった2件のうちの1件は「高校時代の親友」とのこと。お聞きするところでは気鋭の脚本家として数多くの作品を手掛けておられ、最近のウルトラマンシリーズなどが代表作としてあったようだ。お年を聞けば30代半ば。まさに今の仕事が次の仕事を呼ぶような、脂の乗り切った年代だ。ご本人だけでなく、ご遺族や友人などの周囲の方々にすれば、本当に無念だったと思う。

さて――、ここから先の詳細は多分にセンシティブなところがあり割愛する。端的に言えば「『その輩の暴走を止めてもらいたい』というお気持ちがAさんの中に、強くおありなのだろうな」、そう感じている。

★ 昨日の夕方になりますが、Aさんの御霊が私を私を導いて教えてくれたサイトがあります。(詳細は秘す)

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大威徳明王という仏さまの主たるご誓願は「調伏」と「呪詛」であります。具体的には「人魔降伏」です。大威徳明王法に関しては、新型コロナウイルスという国難を終息させることを主たる祈願として開白しました。

一方、私が想定していることを遥かに超えた形で、次から次へと新たな情景が展開しつつあります。これについては、人智を超えた本尊さまの思し召しだ、そう思わざるを得ません。

それゆえ、期初の祈願目的(新型コロナウイルス災禍終息)は目的として堅持しつつ、目前で展開する様々な状況に即応していくことが、私に課せられたミッションなのだと思っています。

ともあれ「Aさんの心残り」は、本日の一座にて本尊さまにしっかりと奉告致しました。すべては納受され、しかるべき形が示されると思います。

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「南無大聖焰曼徳迦威怒王」

「南無遍照金剛」

合掌