光明真言法~令和二年終戦記念日
光明真言法を修法。
大威徳明王法修行の結願の習いとして光明真言法を修法しました。尤もすでに同法を修行中に数座の光明真言法を拝んでいます。この習いこそ、本尊さまの来歴を考えれば、自ずと亡魂得脱を祈る秘法は必須であるもの、そのように十分に理解できるものだと思います。
奇しくも今日は終戦記念日。昭和二十年八月十五日から75年目の日。人によっては「敗戦記念日」と言うべきだとしていますが、私は「『ようやく終わった』という安堵感の方が強かった」という、祖父母や両親の話をしばしば聞いていますので、「終戦」で良い、敢えて言わずとも――、そう思っています。
戦陣に倒れ、戦火に散った多くの方々に思いを馳せ、我が国の今日の繁栄はその方々の尊い犠牲があればこそと、真言秘密行法たる光明真言法を心静かに、そして、深甚の感謝の思いを込めて、しっかりと修法致しました。
「南無金剛手菩薩」
「南無遍照金剛」
「南無有縁無縁一切精霊」
合掌