蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

2012小田原火伏せまつり

昨日(1/28(土))は、小田原満福寺の初不動。恒例の火伏せまつりが厳修され、同門の先達と共に出仕させて頂いた。(詳細は↓をご覧下さい)
 
本年の火伏せまつりは、例年の願意に一つが加わって修行された。それは、正面本尊壇に、『奉修為東日本大震災犠牲者霊位』を記した大形の剣札が安置されたということである。
 
あの日の出来事は、関東の各お寺でも、それぞれの体験談として実際に語られ始めている。当日、東北の太平洋沿岸にかけて起こった惨劇と、その後、北関東に及ぶ広範の地域に及んだ福島第一原発事故の恐怖などに付随するかのように…。
 
関東について言えば、千葉北東部の太平洋沿岸に押し寄せた大津波、東京DSLそばの浦安周辺で起こった深刻な地盤液状化現象。首都圏では、10万人規模の帰宅難民の発生など。
 
その時受けた個々の内容が、非常に思い課題となって、東京に勤務している人々に投げかけられているのだ。
 
昨日の火伏せ道場で、私自身は、参拝各位の息災延命/商売繁盛等の日常の一々の願意のほか、東日本大震災の後遺症の爪後から被災地域が一日も早く復興されますよう、思い半ばで亡くなった大勢の方々の菩提に満福寺ご導師以下、助法の行者一同の誠心が無事回向されますよう、ひたすら錫杖を振ってお祈りさせて頂いた。
『南無大聖不動明王
『南無遍照金剛』
『南無神変大菩薩
『南無聖宝尊師』
合掌