アルジェリア人質事件～その２～

昨夜の施餓鬼作法で、（毎度のことながら）不思議なことがあった。

 

施餓鬼作法には、『恐怖悉除離餓鬼衆（趣）』という偈文の一節がある。

 

“恐怖は悉く除かれ、餓鬼衆を離れん”というような訓じ方になるのだろうか。

 

実は、この箇所、特に“恐怖悉除…”のところで、何度か噛んでしまったのだ。２～３回、読み直す羽目になった。

 

要は、『そういうこと』なのだ。その刹那、想像を絶する恐怖を味わされたのだ。

 

テロリストの凶弾に倒れた方々のその瞬間の映像が目の前に広がったような気がして、本当にお気の毒でたまらない気持ちになった。

 

今、自分に出来ること――。神仏にお仕えする一人として、ただただご冥福をお祈りすることしかない。

 

明日、初不動の恒例行事として、火渡り修行の助法をさせて頂くことになっている。会社を休んでの出仕だ、否、そんなこと今はどうだっていいのだ。

 

アルジェリア天然ガスプラント施工の任務完遂に向けて頑張った日揮関係者の方々のため、至心にお祈りさせて頂こうと思っている。自分も海外に出向く一人なのだ…、だからと言って怖気づくものか。

 

『南無大悲観世音菩薩』

『南無大日大聖不動明王』

『南無アルジェリア日揮天然ガスプラント・テロ攻撃・犠牲者霊位増進仏果菩提』

合掌