五大力さん～欠席～

実は急な海外出張（またロシア…）があり、本年の五大力さん前行に出仕できなくなった。（残念です…）

 

海外出張でフッと思ったことがある。この間のアルジェリア人質事件のことである。

 

この話では、やはりと言うか自衛隊法改正の話が出た。現行法の規定では、自衛隊輸送機は危険地帯に赴くことが出来ない。しかも、陸路での救援は出来ないことになっていたと思う。

 

安全な状態が確保されない限り、海外の在留邦人は自力で脱出するしかない。従い、海外に出ている企業の情報力は意外にも強力だ。

 

しかし――、これって何か変じゃないですか（？）。

 

民間が安全上の情報収集し、且つ、イザと言うとき助けてもらえないなんて。

 

すでに日本の就業構造は大きく変わっている。『国内だけではダメ』ということが前から言われていたことは、もはやリアルな話で、世界を相手に戦わなければならない自動車業界などではごく普通な環境である。

 

海外に行って仕事をする時、特に初めての国への出張はとても不安なもの。私の場合、五大力さんの信仰があったから、大変なことは多々あるが、それでも何とかやってこれた。

 

だからと言って、いつまでも民間が自力で自分の身の上を担保することを是とすることだけは止めて欲しい。

 

他の国から来ている人たちは、皆、イザと言うときには自国の軍隊が救出に来てくれるし、それに対する信頼感は日本人が知る以上に絶対的なものなのだ。