蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

薬師法~結願座

薬師法の結願座を修法。

通常、地結を結願座で解くことになっていますが、私の中に「場合によっては解かない⇒杭を抜かないでそのままにしておく」というものがあります。

その心は凄くシンプルで「修法の本尊さまにずっと守って頂く」です。無論、初行の段階ではそんな判断できるはずもありません。それゆえ経験豊かな師僧の教えがとても重要な前提条件になります。

言えることは、そこに入門者がおり、発心して後、受戒得度を許され修行開始してみたものの、そこが修行道場として決して褒められるような環境でしかなかった場合、勿論それはそれでご縁なのでしょうが、一方で『清浄菩提心の護持+外護』が担保される環境を(指導を補佐する側の)已達は決して疎かにしてはならない――、そのように考えているのです。

とりわけ恵印法加行のような修験道修行を『自坊』にて行わなくてはならない初行の人は(娑婆と出世間を日常的に往復しなくてはならないので)、この意味するところを理解されるのではないかと思っています。

『南無遍照金剛』
『南無神変大菩薩
『南無聖宝尊師』
『南無良源元三慈恵大師常住金剛』

合掌