蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

白い手

日曜日のお昼ごろになると、大抵掃除をします。これでも小僧さんのつもりなので、ともかく掃除は必須デス。最初ははたきで本尊さま周辺を。次に掃除機をかけるべく部屋中を回り、次に金鳥サッサで乾拭き仕上げです。小一時間くらいかける感じで、身体を動かしています。

この間の日曜日、書斎にしている部屋の扉を開けようとして、フッと目をノブにやった時、白い手がスッと伸びたのが見えました。『わあ~、観音さまの手みたいだなあ』と(能天気にも)思ったんです。こんな風にして、救いの手が…、有り難し…、みたいな感じで。

そのタイミングの絶妙さから、勝手にそんなことを…。『でもね~、そんなわけないでしょ…』と、ブツブツ独り言。

掃除機をかけていたところだったので、家内が開けるのを手伝ってくれたものとばかり思ってました、その後5分間くらいは、疑いもなく…。

家内が後ろから手を伸ばして、(気を利かせて?)手伝ってくれたのかなと…。

『でも、でも、何かおかしい…』。

若しそうだとしたら、腕の長さが…、あり得ない長さになってしまう。掃除機が身体の後ろにあり、つまり、私の身体の背後から都合よく手を伸ばすには、少なくとも腕が2メートル(!)くらいないと…。

念のため、『今、扉を開けてくれるの手伝ってくれた?』と聞きましたところ、無論、『してないよ』と家内。

彼女はその時、確かベランダで『ガーデニング!!』に精出したんですよね…。掃除を始めた時に、目で確認していたんです。

恐れ入りますが、『どちら様』だったのでせうか…。