蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

柴灯護摩火生三昧供(火渡り)修行

昨日、恒例の火渡り修行が師僧の寺であり、有り難いことに、無魔成満致しました。

今回の三連休のうち、体育の日にあたる八日は、天気予報では雨とのことで、少しばかり心配していました。『またずぶ濡れかな~』と、行者らしからぬ弱気の言葉をポロリ…。

結局、雨は降るには降ったのですが、天は何とか持ちこたえてくれた(下さった)感じでした。壇のヒバが雨でたっぷり湿り気を帯びたせいで、点火後、白煙がもうもうと立ち昇りまして、山中の秘密護摩供さながらの雰囲気となりました。結界周辺に霊気が充満して、とても良かったです。

ところで、ヒバの煙はアロマセラピーになるそうです。この煙は心身を安定させるらしいのですが、修験道の先師は、この薬効成分を熟知して、人々の火渡りのお世話をしていたのでしょう。私もヒバの煙をたっぷり吸い込むことが出来て、お陰さまで、気分良好です。