弁財天法~お宮の例大祭~
昨日と今日は、近所にあるI口八幡社の例大祭だ。昨日が斎宮、今日が本宮のお祭りとのことで、大太鼓の音と一緒に神輿の声が威勢良い。
弁天さまの供養法では天部のお祈りであることから、特に供物を厚くすることを心がける。
そういうわけだか判然としないが、今日など妙に騒がしい感じだった。『早く、早く…』とせかす神霊の仕業なのか。焦る気持ちを抑えつつ、ともかくきっちりと拝むことを心がけ、弁天さまの利生の回向が結縁信心願主の元に届くよう、至心に祈念した。
つらつら考えれば、心の迷いを消すことは容易でないことに気付く。『衣食足りて礼節を知る』とは、けだし名言である。人間とは弱いもので、物質的な恩恵を取り上げられるほどに、心の土台を大きく揺す振られるような気持ちになるものだ。
日本という国家が大きな曲がり角に立ち至ったことは、昨今の社会情勢から見て間違いない事実であろう。その渦中にあって、まずは目先の生活の成り行きを心配しない人などいない。
大弁財天女の利生を祈って、高祖大師の鎮護国家の教えに報いることはとても大切である。
合掌
【注記】添付写真:東京書芸館『梶原正二作:博多人形“弁才天”』
弁天さまの供養法では天部のお祈りであることから、特に供物を厚くすることを心がける。
そういうわけだか判然としないが、今日など妙に騒がしい感じだった。『早く、早く…』とせかす神霊の仕業なのか。焦る気持ちを抑えつつ、ともかくきっちりと拝むことを心がけ、弁天さまの利生の回向が結縁信心願主の元に届くよう、至心に祈念した。
つらつら考えれば、心の迷いを消すことは容易でないことに気付く。『衣食足りて礼節を知る』とは、けだし名言である。人間とは弱いもので、物質的な恩恵を取り上げられるほどに、心の土台を大きく揺す振られるような気持ちになるものだ。
日本という国家が大きな曲がり角に立ち至ったことは、昨今の社会情勢から見て間違いない事実であろう。その渦中にあって、まずは目先の生活の成り行きを心配しない人などいない。
大弁財天女の利生を祈って、高祖大師の鎮護国家の教えに報いることはとても大切である。
合掌
【注記】添付写真:東京書芸館『梶原正二作:博多人形“弁才天”』