蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

両祖師供養法~自覚~

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今日は両祖師供養法修行の日だった。

理趣経の段になって読経を始めた途端、猛烈な眠気に襲われた。それでも何とか最後の方まで引っ張って引っ張って、合殺のところで力尽きて“意識が飛んだ”(笑)。

その刹那、遷化された前の師僧に何事か相談する夢を見た。

『どうしたら良いのでしょうか』と尋ねる自分がいた。もしかしたら『こんな時、Z先生ならきっと励ましてくれたり、ヒントをくれたりするのだろうな』と、そんなことを思っていたからかも知れない。色々なことをアレコレ考えて、そして、実行に移す機会が多く重なったせいもあるのだろう。

眠気の吹き飛んだ次の『理智不二界会礼讃』では突如意識が鮮明となり(笑)、人が変わったようなスムーズさで読経し終えた。いつもなら、このお経では“噛む”ことが多いのである(汗)。

それにつけても修験聖典の購入日といい、蛇瀧との縁といい、なんだか(意外にも)役公とのご縁が深まってきているような気もする。あまりにも超人的過ぎで、それが却って、意識することができなかった人間なのに…、である。

『超人的な通力を発揮される霊神』―――。蛇瀧の行者を見守るように、霊神号を刻印して並び立つ石碑。その方々の神の眼(まなこ)に止まったということだろうか。

少なくとも、ちょっとは視界に入れて頂いたということならば、本当に有り難いことだ。改めて懺悔自戒し、験門の末席者としての自覚を忘れないようにしなくてはならないと思う。

◎『一に仕事、二に修行、三、四なし』

『南無神変大菩薩』『南無聖宝理源大師』

合掌