暴言の府
国会開設百二十周年記念式典で、天皇皇后両陛下が着席されるまでの間、起立して臨席をお待ちした秋篠宮ご夫妻に向かって、こともあろうに与党民主党の議員から『早く座れよ、座れないじゃないか!』という野次が飛んだというのである。
他方、携帯電話のスイッチを切り忘れ、着信音を出してしまった自民党の逢沢議員も軽率である。だが―――、野次となると、チョッとどころの話ではない。話は穏やかに、では済まされないのである(!)。
その民主党議員さん、私たち国民の前に名前を明らかにしてもらいたい。いい加減な言葉で、私たちを誤魔化してはいけない。
国会の名誉を著しく汚したことも大いにあるのだが、なによりも、皇室を尊ぶ国民感情をひどく傷つけた罪は大きい。いくらなんでも、そこまで私たちは皇室を粗末にはしないぞ。
まったく官房長官と言い、もはや『暴言の府』ではないか。