2011年火渡り修行~結界破りオヤジの巻~
昨日は小田原満福寺で、恒例の初不動/火伏せまつりが厳修された。毎年のことながら会社に休暇届けを出し、出仕助法させて頂いた。
今回は火勢が例年にないくらい非常に強く、衣に穴を開けてしまった修行者が(思いのほか)多かったのではないかと思う。
実際、豊橋観真寺から助法されたI師の法螺貝に火の粉が飛び散って(こんなことは滅多にナイ…)、なんと…、法螺貝の袋の紐の先端が焼け焦げてしまっていた。
かく言う私の立っていた位置がちょうど風下で、点火で使った松明を身体を屈める形で柴灯護摩壇の横に置いた途端、頭とおでこが『痛ェ~』というくらいの猛烈な熱さを感じて、思わず手で払ったくらいだった。昨日は火渡り終了後もしばらくの間、顔や頭はジンジンしていた。
ところで火伏せまつりが盛大になることに比例するかのように、写真撮影する人も年々大勢になっているようだ。
昨日、実は道場内に入り込んだカメラマン(結界破りオヤジ)を3人ばかり追い出した。その中に、読経する職衆と火床の間をすり抜けようとした“カメラを抱えたオヤジ”がいたので、ガチッっとばかり両肩を掴んで、もう少しで火床の上に『上手投げ』するところだった。 小声で『ゴメ~ン』とか呻いたのを聞いて、チョッとばかり笑ってしまった。
BUT…、火渡り道場の結界の縄は伊達じゃないんだよォ~。『喝!』
以下は、同門のSさんから提供頂いたものです。(有難うございます!)また、このスライドショーを撮影された小田原提灯さま、感謝申し上げます。
『南無大日大聖不動明王』
合掌