蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

東北関東大震災~その8~

恐らく、『喪に服する』、そのように受け止めている…。但し、それは、ただ静かにして、下を向いていれば良いというものではないだろう。
 
繰り返しになるけれども、必要以上の自粛は『百害あって一理なし」だ。
 
エコノミー症候群は、被災地の避難所にいらっしゃる方々を襲う代表的な疾病として、多くの人に知られるようになった。身体を長時間動かさ(せ)ないことで血の塊ができ、致死傷となるものである。
 
要するに、過度の自粛は日本全体をエコノミー症候群にしてしまう。身体を動かさなければ、即ち、お金という血流をスムーズにさせないと、この国全体が大きなダメージを受けるということを改めて肝に銘じたい。
 
特に今回の震災は、東日本全体の広域に渡っている。復興資金は、すでに20兆円超とも30兆円超とも言われており、今すぐに復興に向けて動き出さなくてはならない。
 
自粛をすることで被災地の人々の役に立つ(つもりでいる)としたら、それはとんでもない過ちだ。そんなことで、亡くなった人たちの御霊は浮かばれない。
 
涙を呑んで、笑顔で前を向くこと。そして、いつもの生活をすることは、決して無礼ではない。それが本当の供養になると思う。