蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

仁王経法~ヒロシマのこと~

仁王経法をひたすら拝む。
 
イメージ 1
 
六十六年前の八月、ヒロシマに原爆投下された一週間後。父の家族は私の祖父の郷里である、疎開先の宮崎延岡から帰京すべく、夜行列車の車中にいた。
 
途上、広島駅で下車する。機関車交換のため、客車を乗り換得る必要があったのだ。
 
その間、およそ三日間、次の汽車出発まで、広島駅周辺で野宿。八月の夏、照りつける強烈な日差し。父の母(⇒私の祖母)、そして妹ら(⇒私の叔母)が、堪らず水をガブガブ飲んだ。そして身体を拭いた、何度も。
 
そう、『井戸水』で…。今みたいにペットボトル入りの名水ではない。
 
『内部被ばく』―――。
 
数ヵ月後、祖母や叔母らは、吐き気、脱毛、下痢(血便)、倦怠感に悩まされることになる。
 
『原爆ぶらぶら病』と称され、原因不明の倦怠感を伴う症状については、当時から指摘する声があったらしい。ただ、熱線などに焼かれた状態、つまり『外部被ばく』のそれに目が向いてしまい、内部被ばくのそれについて語られることは殆ど無かったと言ってよい。
 
今、チェルノブイリの大事故を通じて、ヒロシマの悲劇に、隠れていたもう一幕のあることを、僕らは知ることになった。
 
★ フクシマでそれを繰り返してはならぬ。
 
『南無本尊聖者五大力菩薩』
『南無本尊聖者五大力明王
『一心祈願国土安穏』
『一心祈願東日本大震災被災地復興』
『一心祈願福島第一原発被災者息災安寧』
『一心祈願福島第一原発鎮火作業従事者無事安全』
合掌