仁王経法~令和四年五大力尊御影
本日は仁王経法を修法。
現在、千手法の結願に向け祈願を重ねていますが、本山にて五大力さんの前行ならびに法要が無魔成満。五大力尊御影が無事送られてきました。今年も有縁の方にこの御影を守護札としてお配りするのですが、その前に改めて自坊にて仁王経法を一座修行。お加持致しました。
不思議なもので、今回の一座に限らずですが、仁王経法を修する時は、きまって「ここはそれで構わない」とか「自分なりの工夫をするのでいいんだ」とか、何か隣でアドバイスされているような、そんな感覚が常にあるのです。
独り勝手に「きっと遷化された前の師匠がアドバイスして下さっているのだろう」とか――、そんな風に思っています。
因みに修習般若咒の個所は、本山の前行に職衆として参座させて頂いた時のことを思い出しながら、しっかりとお唱えしました。と言うか、本山における前行で白い息を吐きながら懸命に唱えた記憶は今なお消えることなくあり、気づけば自然とお腹から声を出して念誦している自分がいました。
この仁王経法については、「やっぱり自分にとっては特別のものだな…」、今日の一座で改めて感じました。
振り返れば、平成二十年に初めて職衆として参座させて頂いて以来、その後十年以上に渡って五大力さんの前行僧として出仕させて頂く機会を頂戴したことは、本当に有り難いごとです。
ともあれ、本年も五大力尊御影を守護札として希望される方々がおられますので、先ずは安心安全の心を届けられるよう、精進を重ねていく所存であります。
「南無本尊聖者般若明王」
「南無五大力菩薩」
「南無遍照金剛」
合掌