今年の目標～その３～

正直驚いた。と言うか、これが信仰の醍醐味なのだと、改めてそう自覚し、自坊にて頭を垂れた。

今年の秋頃に予定し、準備を始めた入峯修行であるが、何と言うことだろう…。入り口としようとしたその場所には、戦国時代、地元の修験者を束ねた大先達の首塚があると言うではないか。

そもそも今回定めたコース（逆峯）は、時間的な制約などをアレコレ考えあぐねた末に、漸く（自分なりに）辿り着いた『つもり』だったのだが、実は『そうではなかった！』（と心密かに確信する）。

『導かれた』のである。要はこの世界で、しばしば体験することなのだ。同門のＹさんに話した内容など、すべてが脳裏で不思議に繋がり始めている。

これで心は完全に決まった。『必ず入峯修行させて頂きます。稚拙なれども、どうか我らの山駈けを外護照覧され玉え！』

～南無日向八大坊勝快法印～

合掌