仁王経法~希望の光~
今日も仁王経法だ。
震災被災地の復興だが、まだまだ問題山積だ。とりわけ福島県では『事故原発の処理』という、(人類史上においてさえ)極めて過酷な課題を背負わされ、大勢の人々が故郷を離れなければならなかった。まさに『断腸の思い』である。もはや、何と言うべきか、おかけする言葉さえ失ってしまい、本当に辛い。
● この夏、私たちは『日本全体が計画停電を受け入れなければならない生活』、そういう試練に立たされるだろう。それはもうすぐそこまで、待ったなしで迫っている。
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『今すなわち授法の在るあり。経像功畢(おわ)んぬ。早く郷国に帰って以て国家に奉り、天下に流布して、蒼生の福(さいわい)を増せ。然れば即ち四海泰(やす)く万人楽しまん。是れ即ち仏恩を奉じ師徳を報ず。国の為には忠なり。家に於いては孝なり。義明供奉(くぶ)は此処にして伝えん。汝(そなた)はそれ行きてこれを東国に伝えよ。努力努力(つとめよ、つとめよ)と。』(請来目録)
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今、この状況下にあって、自分ができること。日日の仕事を相勤め、経済を、お金を、少しでも社会に回すように努めること。そして、恵果阿闍梨が宗祖大師に託された秘密行法を通じて、被災地の一日も早い復興を至心に祈ること――、私は決して希望の光を諦めない。
『南無遍照金剛』
『南無神変大菩薩』
『南無聖宝尊師』
『一心祈願国土安穏』
『一心祈願東日本大震災被災地復興』
合掌