仁王経法。
今日は何だか取りつかれたような感じで、ただただ一心不乱に拝んでいた。
引き取りを待つご遺体が、まだ1700体も安置されているそうだ。
グリーフケア活動をする浄土宗の方が、『七日間を区切りとする昔日の葬儀には、
グリーフケアなどという概念が無かった時代、亡くなった人への辛い思いと『区切り』をつけさせる有効な手段が含まれていたのではないか』という趣旨のことを述べておられた。
葬送
儀礼は、
密教においてはまさに『祈り』であり、『祈祷』である。気休めをするための儀式ではなく、紛れもなく、お浄土を諦信して亡魂を送り届けるための『祈りの作法』そのものである。
『
真言は不思議なり。観誦すれば無明を除く』とは、まさに至言である。
『南無大般若菩薩』
合掌