聖無動直法～お次第

聖無動直法をお祈りする。

 

ようやくと言いますか、昨年お授け頂いた大黒天神法の次第書の書写＆編集（自行用として）が終わりました…。

 

何かと用が立て込んで…、言い訳でござりますね。（汗）

 

すでにご存知の方は多くおられると思うのですが、この大黒天神法の伝授の数日後に東大阪の長栄寺さま庫裏より、慈雲尊者ご真筆による画賛の入った大黒天神の軸画が発見されました。

 

しかもこの絵は伝授大阿さまのお寺にも深く関係するものです。

 

このお軸に関する来歴について、僭越ですが、誠に意義深いものが二重三重に詰まっていると感じ入った次第です。それは、関係者お一人お一人の、まさに琴線に響くような内容ではないかと思っています。

 

さらに自坊の鎮守は大国様なのですが（地元神社のご祭神をお迎えしてます）、伝授の秘法は、一方で神仏習合の信仰を具現化したものとして非常に有り難いものではないか、そのように考えています。

 

即ち、神道や国学にも深い造詣のあった慈雲尊者が画賛を入れられた意味は、『神道の意義（赤心）を知るには密教を知らねばならない』というお考えに通じていくものではないかと思います。

 

ともあれ、慈雲尊者がその壮年期に住持された長栄寺さまの発願によって、この軸画の頒布の機会に浴することになり、私はいてもたってもいられず申し込みました。

 

今度の甲子の日に向けて、ひたすら精進して参る所存です。

 

『南無大日大聖不動明王四大八大諸忿怒尊』

合掌