十一面法~開白座
十一面法を開白しました。
3年前の6月に伝授して頂いた際、「除疫病」の功徳に関する大阿さまの説明が非常に印象に残っています。「我が国の古代社会においては疫病(感染症)の流行が、国家の安全保障に直結する」という趣旨の説明が冒頭あり、今でも強く記憶している個所です。「瘴煙の愁いを息める」(印融法印)という、まさか、その功徳を祈願することになるとは――、本当に因縁深いものを感じているところです。
ともあれ、新型コロナウイルスの大流行という、まさに国難となった困難な情勢を間近にして、市井の行者として出来ることは、十一面さまのお力をお借りし、少しでも私たち一人ひとりの疾病コントロールが利くように、そして、私たちの社会全体で少しでも早く終息できるように、その一念で本日の開白座を至心に修法致しました。
追記
雨宝童子さまを拝んで「本当に晴れ間が見えた!」ことに驚きました。
「南無十一面観自在菩薩」
「南無雨宝童子」
「南無遍照金剛」
合掌