蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

光明真言法~人の死というもの

光明真言法を修法。後輩М君の懇請を受け、新寂精霊お二人の仏果菩提のため、お祈りした。

前日(6/06)のブログにてご紹介したAさんは、そのお一人だ。

もう一人(仮にBさんとします)はかつて某プロジェクト立ち上げ時、海外現地法人においてサポートして下さった方で、それだけに、この私にとっても印象深い方だった。それなのに「まさか…」、50歳半ばでの(突然の)旅立ちだった。お話を聞くと駅で倒れて病院に運ばれ、そのまま逝かれたとのことだ。このBさんは、M君が海外赴任していた際、現地駐在員として公私ともに世話を焼いてくれた恩人でもある。

今回のお二人の死は、B君に新しい家族が出来た直後の出来事であったことも手伝って、「『人の死というもの』をとても強く考えさせられた」、そのようにお聞きした。私自身は、新たな命の誕生とのコントラストを目にしたとき、それは時に人を深い内省の世界に導くことがあると考えているが、もしそうだとすれば、ずっと先の時代に歩みを進めて、フッと振り返って見た時、自身の心の成長の軌跡をある種の感慨をもって実感することになるのではないか――、人生を少し余計に生きている先達の拙き戯言である…。

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本日の一座では「土砂加持諷誦文」を併せて読み上げ、お浄土への無魔往生の手向けと致しました。文中にある「壇主」はM君のお名前にて奉読した次第です。

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「南無遍照金剛」

合掌