蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

教職

このブログを見ておられる方々の中で、教職の仕事に従事しておられる方も少なからずいらっしゃるのではないだろか。

近いところでは智修房さんのような『プロフェッショナルの流儀』をお持ちの方も…。

最近お聞きするところでは、学級崩壊とかのレベルをとうに超えてしまって、教員、それもベテランの人ほど強いストレスがかかり、心身を病む状況が頻発しているらしい。

恥ずかしながら告白すれば、『自分は絶対に教員向きではない』と、大学時代にハッキリと自覚してしまったこともあって(苦笑)、幸か不幸か、そのような大変な状況に直面する人生は回避されているようだ。

考えてみれば、宗祖大師こそ、綜芸種智院を開設された偉大な教育者のお一人であった。次世代を担う子供たちの教育には、強い執念を燃やしておられたのだ。何しろ、この学校は理想の教育環境を追求するあまり完全給費制として発足し、数年後には経営に行き詰ってしまうというおまけまで付いた。

実は学級崩壊のクラス全体を、その先生を衛護するため、そして子供たちのため、加持して再生させた事例のあることを、某僧正のご本で知った。

少なくとも、教員の病むような環境は、鎮護国家の理念に照らしてみても、明らかに『異常』である。

★『聖職には聖職の担うべきミッションがある』

それゆえ、その大理想を破壊してしまう災厄は、積極的に息(やす)んじるべきである。