蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

地蔵法~第十八座

地蔵法を修法しました。

先般授けて頂いた、大法であり秘法である法華法の準備を始めました。

伝授して頂いた内容ですが、とにかく(一言一句漏らさないように書きなぐった事を含め)ノートに記載したすべての事項、当日頂いた資料等を何回も何回も読み直して頭の中を整理しています。

なるほど、『今まで伝授された中で一番難しかった』という感想が受者の間から出たということは、自分なりに何となくですが理解できるような気がします。

有り体に言えば、大阿闍梨/法匠の数だけお次第があり、それぞれに様々な創意と工夫が凝らされているため、通り一片の理解では歯が立たないのです。

密教それ自体だけでなく顕教までも網羅した、つまりは周辺知識をどれくらい動員できるかによって、受者の受け止めは一様になっていかない、そのように直感しているところです。

大阿闍梨の口訣に基づく故に秘法足り得ること』『秘中の秘説』――、伝授を受けなければ決して知り得ない内容ということを噛み締めています。

この法華法に結縁できたことを今更ながら感謝しています。今のところ、それ以外に言いようがございません。

修法開白した以降、改めて感じたところを書いていきたいと思います。

『南無地蔵菩薩摩尼部中諸眷属』

合掌