野澤三十六箇流惣許可の受法
今般、仙台蓮臺寺道場にて野澤三十六箇流惣許可の伝法と、それに先立ち惣許可印信伝授のため許可灌頂壇(松橋流)が開壇されました。誠に身に余る光栄でしかなく、感慨無量です。
大阿さまより伝授いただく中で、長年疑問に思っていた事柄で腑に落ちる事項がいくつもありました。特に意教上人をはじめとして、鎌倉時代の法匠がどうして法華経を暗誦するくらいにされていたのか。
つまりは、何故にいわゆる「持経者」とされるレベルまで修行されたのか。真言事相における最重要事項との関わりで明らかになった個所があったことは、自分の中では大変に重要な出来事で、この先にあるだろう研鑽と精進への明確なる道標となることは間違いないと思います。