蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

大威徳明王法~第三座

大威徳明王法を修法。

緊急事態宣言を受け、うちの会社も原則完全の在宅勤務に移行した。そうは言っても、出勤せざるを得ない業務というものがあるにはあるので、それは管理職を中心に最低限の労力で回すということに決まった。ともあれ、実質的に会社としての本来機能は大きく削がれることになったと言ってよい。

繰り返しになって恐縮だが、新型コロナウイルスがなければ、この秘密行法の修法はなかったと思う。大威徳明王という仏さまの功徳は、有事だからこそのものだということを、今回の一連で「骨身に染みて感じる」、そう言っても過言ではありません。この仏さまのもつ猛烈なる剛力に頼まないと、この瞬間も東京はもとより、世界中で暴れまわる新型コロナウイルスの猛威を阻止できないような気がする。

何度か繰り返している「祈ることを諦めない」というテーマは、新型コロナウイルスの災禍が明らかになる過程で、頭の中にスッと上がって来たのだが、大威徳明王さまに祈願出来ること――、誠に僭越なれども、望外の喜びを感じているところです。私見を許して頂ければ、巷間伝聞されてきた(伝統的な)調伏の功徳を遥かに凌駕するお力を間近にする瞬間が、つまり「ええっ、そうなんですか!」みたいな感覚ですが(*)、かかる状況に至って、逆に見せて頂いたような、そんな印象を受けているところです。

(*)この仏さまが「息災」の功徳力をお見せになる瞬間とでも言うべきなのだろう…。

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「南無大聖焰曼徳迦威怒王」

「南無遍照金剛」

合掌