法華法~結願座
法華法を結願致しました。
ここで久しぶりにGoogle AIデータを参照したいと思います。
何かと話題提供をしている(?!)東京都のコロナ新規感染者数は、このAIデータ予測によると「8/18時点でに1万人を突破する」ようだ。何はともあれ「耐えるしかない」。
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法華経は、私如きが改めて言うまでもありませんが、壮大な宗教抒情詩であります。篤く信仰する人の思いを描いたお経です。「諸経の王」と称される所以でもあります。
このお経がもつ性格は、時に殉教者すら生み出すほどの熱狂的な響きを、経文の一文字一文字に持たしめた――、そのように受け止めています。
大乗仏教とは、ナーガルジュナ龍樹菩薩の中論に代表されるように、極めて精緻な哲学的論理構成を有するものです。我が国においては、南都諸大寺において「学問仏教」として学修された歴史が、その一面を端的に物語るものです。
一方、仏教信仰者の視点から言うと、そのようなロジックを考察する作業を一旦停止する瞬間が「どうしても必要」なことは言うまでもありません。「熱狂を帯びる瞬間も必要」ということであります。
我が国の歴代の密教法匠が「持経者」としての経歴をお持ちになる事実は、「学問を越えた世界」を垣間見ることで「ジャンプする」ことの重要性をよくご存じだったからだと思っております。
「目の当たりに常在霊山釈迦如来、證明法華多寶世尊、並びに三重曼荼羅塵数の聖衆に向かい奉る」とする行者の目前に展開する広大な無比なる風景――、「法華経の宇宙にジャンプする」ことなのだと。
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「南無釈迦牟尼仏」
「南無多寶仏」
「南無妙法蓮華経」
合掌