蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

孔雀経法~第十七座

孔雀経法を修法。

本日の新型コロナウイルス新規感染者数は1121人とのこと。残念ながら「予想通り」というところだろう…。

特に「大企業の在宅勤務状況を開示してもらう」との西村大臣の発言――。私の職場では恐縮ながら「いつでも開示させて頂きます」というところであります(笑)。

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本年は聖徳太子御遠忌1400年に当たります。

1.「篤敬三宝」(篤く三宝を敬え)

2.「日出ずる處の天子、書を日没する處の天子に致す、恙(つつが)なきや」

私にとっての聖徳太子とは、上記1.と2.の両方で記憶される方です。

先ず1.ですが、聖徳太子は日本の大乗仏教の先導された極めて重要なポジションを占める方です。太子がいらっしゃってこその「日本は大乗仏教の国」ということは明白であります。上座部の仏教ではなく大乗仏教を政治リーダーとして、日本に導入定着を指導された功績によって、僭越ながら「今ある日本仏教の繁栄がある→日本文化の礎が築かれた」――、そのように申し上げることが出来ると思います。

次に2.ですが、日本の外交安全保障を考えている人で、この言葉を知らない人は率直に言って「無知蒙昧の人」です。即ち、7世紀の巨大帝国「随」に君臨する皇帝/煬帝(ようだい)に対して、近隣のアジア諸国の中で、唯一我が国が「対等外交→タメグチ→タイマン張った」からです(笑)。

実際、煬帝は「日没する處の天子に致す」の個所を、随の教養常識に従って「没落の途にある天子」と読みましたので、当然のことながら激怒したと伝わります。一方、日本の常識では「日没する西の方角」くらいの「軽い意味」だったらしいと。

朝鮮半島を始めとして、陸続きのアジア諸国は「朝貢外交する以外に生きるすべがなかった」のですが、海洋国家たる日本国(倭国)はそんなことガン無視。古代日本における国家としての体面を保ったのでは事実であり、子孫たる末裔たちは、7世紀にお出ましになったこの偉大な政治家の志と理念を「誇りに思うべし」と思っております。

そのようなことから私は聖徳太子のご偉功をいつも思って、もう10年以上前になりますが、自坊にて「聖徳太子救世菩薩」を開眼して後、日日拝んでおります。

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聖徳太子@自坊

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「南無三世仏母大孔雀明王

「南無大師遍照金剛」

「南無聖徳太子救世菩薩」

合掌