蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

平成22年の初詣~癒しの霊場へ~

平成22年の早暁を迎え、家内と連れだって恒例の初詣へ出かけた。

私の日常の主たるものとは企業勤めのそれであり、まさに『俗人』のそれでもあるからして、世間一般の慣行に従って初詣をするのだが、但し少しばかり強い意味を、その行為自体に込めていたりする…。

先ずは地元/武蔵野の厄除け祈願寺たる深大寺からスタートする。深大寺深大寺でも、いの一番にお参りする場所は『深沙堂』である。そう、大賢深砂大王からなのである。

この天部の仏さまには特別の因縁があるのではないか、そう感じざるを得ないような不思議な出来事が加行中にあって以来、新年最初のお参りとなっている。尤も、自坊の近所となっていること自体に、何事かの因縁を感じずにはいられないのだが…。ともかく、ここで先ずは良い意味の緊張感を得て、眠気を吹き飛ばすという感じた^^;。

次に元三大師堂をお参りし、半僧半俗となる自らの修行の無魔成満/大願成就をお願いする。最後に本堂/釈迦如来にお参りして、一気に明治神宮に飛ぶ(笑)。

明治神宮の森は、想像以上に深いところだ。鎮められた強い霊気の充満する、ある意味『隠れたパワースポット』だと、私個人は感じている。(気持ちを鎮めたいと思う人、理由はハッキリしないが(とにかく)穢れを洗い清めてしまいたいと願う人は、参道の森の途中で深呼吸しながら本殿までゆっくり歩いてみることをお勧めします。それだけで“祓い”のチカラを頂戴できると思います。)

そこで毎年引くおみくじの言葉は、非常に意味深であって、誤解を恐れずに言うと“凄く当たっている”(苦笑)。その時の自身の置かれた立場と、深いところで考えている思いなどが、ズバッと言い当てられており、それによって勇気づけられている自分がいるのだ。

その後、これまた恒例の表参道ヒルズへと…、その前に、すぐ傍にある『秋葉神社』でご挨拶だ。山のご神霊がこのような場所に祭祀されていようとは、恐らく表参道を行く観光客の9割以上は知る由もあるままい。而して、この小さなお社には恐らく近隣の崇敬者がおられると思うのだが、供物がきちんと調度されているのだから、失礼ながら驚いているし、とても感心している。

さて、表参道ヒルズでは、いつもの和風カフェへ(店名はマル秘デス)。そこで『あんみつとコーヒー』を注文して、店の窓から初春の表参道を眺めつつ、いつもの新年初日が過ぎていく。