蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

大日法~希望の蕾~

今日は不二大日如来を拝む。当山派修験/至高のホトケさまである。
 
イメージ 1
 
平成19年に伝法潅頂を受けて後、いくつもの伝授会に参座させて頂く機会があった。とりわけ修験小作法を多く伝授頂く席があった。そのうちのいくつかは、自坊にて実修して、まさに『験力のなんたるか』を目の当たりにしたし、今なおそうである。
 
大日如来とは、善無畏三蔵によって釈されたビルシャナ仏の密号であり、その『光』に影はできない(ここが重要)。単純に太陽の光と同じ…、と考えてはいけない。
 
遍照の光は、その光を浴びようとして努める人ならば、いつでもどこでも浴びることができる。諦めさえなければ、やがてその光は、その人の心身に神秘の化学変化をもたらす大きなチカラとなろう。
 
私の体験で言うと、信心をずっとしてきてある日、『何か変わってきたな』と、(それも突然)明らかに実感できた時―――。それは、想像以上の(良い)変化が心身のみならず、まさに霊性の重大変化として進行している真っ最中、そう考えて良いと思う。
 
ホトケさまのエネルギーが、(今まではチョッピリだったけれども)自身の器から今まさに溢れだしている…、そう言うべき状態なのかも知れない。
 
それゆえ、自分の周囲、即ち有縁の人で身近な存在であればあるほど、良い意味でその人たち(ペットも勿論だ)を巻き込んでいくことになる。特に愛玩のペットの場合、死んでしまったとしても、そういう人が供養してあげたりすると、それはストレートに冥界に伝わっていく。
 
⇒ 死してなお、飼い主の為にチカラを貸してくれたりするはず。『恩義』というものを感じるアンテナは、人間さま以上ではないかと思う。
 
ともあれ、大日如来と言うと、何だか捉えどころがないくらいの大きさを感じてしまうホトケさまだが、実はこのホトケさまを拝むことで、天部/垂迹といった曼荼羅最外院のご神霊との繋がりを一層身近にすることが可能になると感じている。
 
なぜならば―――、金胎両部曼荼羅の主尊であり、このホトケさまの存在のない世界はどこにもないからである。
 
『南無摩訶毘盧遮那仏
『南無理智不二界会一切聖衆』
合掌