仁王経法~日の丸~
仁王経法…。案の定と言うべきか…、結界するまで騒々しかった。
後ろで“カサッ”と何か音がした…。洒水を始めたら、今度は風呂場で洗面器だろう、カッタ~ンという音…。
行法を終えて片付けを始めると、“カサッ”が判った。生け花の一本が、剣山から抜け落ちて真っ逆さまの状態で落ちていたのだ。まるで誰かが、“ひっこ抜いた”かのようだった。
何だかロシアから帰ってくると、『騒々しい』―-―。 であれば、しっかり拝むにしかず…、だ。
ところで、前に東京都の『尖閣諸島購入基金』について述べた。今回のロシア出張で、現地担当者のB副社長に非常にお世話になったのだが、この方は何と(!)『夏のボーナス全額を購入基金に振り込んだ』と言っていた。
このB副社長は、もうロシアに住んで長いのだが、『万一、日露で紛争が起きるようなことがあったら、私は通訳官として志願して、日本のためにやるつもりです』と…。
実際、尖閣諸島の問題は中国との話であるものの、海外に住んでいる日本人は、私たちが想像する以上に『祖国』という言葉に敏感である。『望郷の念』とか言う以上に、『日本に対する熱い思いで一杯』という事実は、少しくらい知っておいても良いのではないだろうか。
海外で日本との仕事をしている人は、それくらいの熱い気持ちで日本に視線を向けているのだと、改めて実感した次第です。
『南無本尊聖者般若菩薩』
合掌