蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

金毘羅大権現

今日1月7日水曜日(大安)は、朝一で部長を含め、計4人で水道橋に鎮座される金刀比羅宮東京分社へ。このお宮は、『船』とか『国際…』に関係する業界人が多く参拝することで知られる。新春恒例のお参りだ。

話はいきなり高松の金刀比羅宮本社へ飛ぶのだが、本社への参拝は驚くなかれ、今の部門のオリジンにまで遡ることが可能である。歴代の諸先輩が、古いお札を毎年返却しては、新たに受けることを繰り返してきた。東京から若手の出張者が代参しては、途切れることなく数十年以上の代参の歴史を有する。今年もすでに指名を受けた代参者がおり、間もなく出発するだろう。

さて、金刀比羅宮東京分社で朝一のご祈祷を受けた。実際、今朝の自坊でのお勤めでは、そのことを予感させるに十分なくらいビンビン来るものがあった。聞きしに勝る、『金毘羅大権現の強靭なエネルギー!』とでも言うべきだろうか。

このご神霊の背後には、言わずもがな、神仏習合を盛んに拝んだ人々の強烈な気が存在する。本宮の奥社に鎮座される教祖『厳魂彦命』とは、何を隠そう、戦国時代の高野山/金剛房宥盛師なのだ。

戦国時代―――。そこに密門と験門の行者の、とても強いコラボレーションがあった。とにかく『生き抜くため』、ありとあらゆる行法が実践された。そういう時代だ。『ご神気が強烈に鋭い』とはお聞きしていたが、実際そうである。{邪気祓い}とは、まさにこういうところでこそ、その祈りの意味を強く実感するのではないか。

東京分社へのお参りは、本年のような大変革の時代にすがる人々を、なおさら外護されるものと確信する。部長曰く『こうやってお参りしないでいると、ホントにろくな事がないのだから…』と。やっぱり『何かを感じる』ようだ。

かく言う私も、『本当にそうだ』と、深いところで直感するものがある。