泪（なみだ）
唐突だが、ゆずの『栄光の架橋』の歌詞をご紹介したい。
● “栄光の架橋” by ゆず
『人知れず流した泪がある』という経験は、今を活躍している人がいれば、その数だけある筈だ。ある目標に辿り着く途中で、必ず出会うことになる。
私も、加行の諸堂参拝の途中で“泣いた”ことがあった。たった一人で読経していた時だった。日常生活の中で怒涛の如く押し寄せてくる（ように感じていた）プレッシャー。これをあれこれ考えているうち、どうしようもない息苦しさと、もどかしさとがない交ぜになって、思わず泣いてしまった。
お経の声を立て直すことをせず、その時は周囲に人がいなかったこともあって、ココロの任せるまま涙声で読経した。正直、仏さまにぶつけるような気持ちだった。
この曲は、たしかアテネ・オリンピックのテーマ曲だったと思う。NHKが採用した曲として記憶がある。スポーツ競技の頂点をイメージしたと思われる楽曲ではあったけれど、それ以外の分野でも、自分の目指すべき高嶺をもつ人ならば、共感することも多いと思う。
それが、ビジネスシーンでも、そして、半僧半俗の修行にあっても…。頑張ろうよ（！）。
