蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

スケジュール

先週日曜日(1/29)は、師僧のお寺の大祭前行へ。前日は伝授だったから、結構忙しいスケジュールが進行中といったところだ。
 
今年の冬は例年になく寒いこともあって、『防寒対策はしっかりしてきて下さい』という『有り難い(?!)』アドバイスを副住職Yさんから頂戴していた…。
 
例年通り、午前/不動法一座、午後/龍樹法一座を拝んだ。実際分かっていたことでがあるが、午前中は手指がどんどん冷たくなって、印を組むのにも一苦労という感じだった。
 
散念誦の段になって吐く息も一層白く…なのだが、一方で本堂に独りこもっての修行となるので、却って物凄く集中できたと思う。
 
不動法では2時間半くらいかけて拝んでいるのが(自分の場合特に)普通だ。慈救呪をプロ仕様(?)として上手に唱えられないことは大きくある。今回は1時間45分という、自身にとっては、まさにスピード感溢れる修行と相成った。(粗雑に念誦するのと違う感覚だが、これは修行を重ねてみないと分かり難い箇所ではある…)
 
それと今回の前行では、昨年末に亡くなった叔父K、先週亡くなった家内の母、そしてもう一人の叔父Tの菩提仏果を、結縁信心願主の諸願成就のほか、行中、密かに念じ続けていた。
 
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昨日、もう一人の叔父の通夜があった。職場を早退してギリギリ駆けつけた。
 
帰り道、昨年末亡くなったK叔父の伴侶(K叔母さん)と話す機会があった。
 
何でも夢に、そのK叔父が白いベレー帽をかぶって出てきたそうだ。(K叔父は若い頃、油絵を描いていた)
 
夢の中でK叔母さんはK叔父に対して、『苦しくなかった?』と聞いたそうだ。するとK叔父は、『2秒!』とだけ答えたらしい。しかも、“偉そうに”…(笑)。
 
『時々、風もないのに葉っぱが揺れたりするんだけど、そういう時はきっと近くに来ているのね』。K叔母さんがポツリと呟いた。
 
『K叔父さんは、僕の修行中にいたずらしたくらいだから、きっとそうですよ』…。
 
『南無大聖不動明王
『南無大聖龍樹大士』
合掌