蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

お勉強

お知らせです。

昨年の初夏、私は国学院大学の学術セミナーを聴講する機会を得ました。

そもそも山岳修験は、『自ら体験する』ことを専らとするものです。一方、『宗教民俗学』を通じたアプローチそれ自体は、とかく秘密めいた世界の一端を、一般社会に広く知らしめる役割を果たす(限界のあることは承知で)一定の効能があると思います。賛否両論ありますが、社会全般の一定の理解を取り付けておくことで、明治維新にあった廃仏毀釈の如き愚挙は、相当程度に回避することが可能になると考えています。

この世界の深奥を覗こうとするものの、『なかなか活路が開けない』と嘆息されている方の場合(失敬)、この学術セミナーを聴講する時間をもたれることで、何かのきっかけを掴めるのかも知れません。とにかく『行動すること』。これが、密門世界、ひいては験門世界の扉のカギを開くことになるのだから。

http://www2.kokugakuin.ac.jp/shinto/sss/reikai200706.html

当日の会場は、現役の行者師がポツポツかも知れませんが、一緒に聴講していると思われます。つかまえて存分に質問してみることも、良い体験になるのかも知れません。無論、期待する答えが返ってくるか否かは、保証の限りではありませんので(笑)、どうか悪しからずお願い致します。

尚、私は今年は、自行のスケジュールと重なってしまうため、聴講は叶いそうもありません。