蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

大威徳明王法~第十八座

大威徳明王法を修法。

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。東京新宿にエピセンターが出現しているからだろう。エピセンターとは「震源地」のことだが、ここでは「感染集積地」という意味で用いられているようだ。

一昨日7/16(木)の参議院予算委員会参考人招致された東大先端研/児玉名誉教授が渾身の説明をされたことが、社会に少なからずの衝撃を与えている。このままいくと「来週の感染者は倍増」「来月は目を覆うような状況」という趣旨で説明されたのだが、特に印象的だったのは、エピセンターとなった新宿エリア周辺の住民全員を対象とした20万人規模のPCR検査を可及的速やかに実施することを、「国家の総力を挙げて取り組む必要がある」という個所だった。

今朝たまたま見ていた民法報道番組で、「来月の感染者予想数として1200名」というボードをサラッと説明していた。あまりやると世間を不安に陥れるからなのだろうが、児玉名誉教授の話から「さもありなん」と、妙に納得してしまった。

一方で、指数関数的な伸びをベースにした話では、恐らく専門家の間では「あり得る話」という共通認識が出来つつあるとも感じた。(因みにNHKはニュースネタとして扱いきれないだろう、“黙殺”しているようだ…(苦笑))

この問題の深刻さは、エピセンターに関して、児玉先生が提言されたように「一刻も早く」且つ、汚染エリアを特定した上で「面で制圧」をしなくてはならないところにあると思う。即ち、個人任せの3密回避だけに頼っていると、全国に爆発的に感染拡大を許すということになる筈だ。要は、クラスター発生がある意味「一過性」であるのに対して、エピセンター化は「温泉が継続してボコボコ湧いて出て来る」ような「自律的なもの」なので、一回出現すると対策を打たない限り「止まらない」。

また、エピセンター化したエリアでは「大量のウイルスが無症候の感染者の呼気を通じて排出/集積されている場所だから、例えば『密閉』を避けきれないケースでは確実に感染する」ということのようだ。(実際、新宿の某シアターで集団感染したニュースは記憶に新しい)

つまり「空気感染に近い状況が極めて起こりやすい」ということだから、国は激甚災害に準じた体制(まさにトップダウン)で対応しなければならないということになる。決して話を大げさにしている訳でもなく、今目の前で起きている現実を冷静に見れば、「それしか方法がない」と言うべきだ。

だが――、残念ながら政府の腰は重いように見える。因みにこのエピセンター制圧方法を間違えた国がイタリアであることも、児玉先生は説明されている。エリア特定を行わず、やみくもに「全国一律」のロックダウンを行った結果、制圧に失敗。数万人の犠牲者が出たというのだ。

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本尊さまには、我が国の政治リーダーたちが状況の深刻さを正しく理解し、特措法や感染症予防法といった関連法規の適宜改正を国会を速やかに再開して行い、さらに、改正時期までの暫定措置および暫定運用にむけた政治決断を一刻も早く行うよう、一心にお願いした次第です。

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「南無大聖焰曼徳迦威怒王」

「南無遍照金剛」

合掌