聖如意輪法~第十座
聖如意輪法を修法。
欧州でのコロナ再拡大が止まらず、英、仏、スペイン、ベルギーなどではロックダウンが開始された。とりわけフランスは重症者病床の62%がコロナ患者で専有されており、さらに、国の医療予算不足で老朽化した施設が多くある。そこへ輪をかける形で、コロナで医療現場の労働環境が急速に悪化。看護士の離職が増加しているとのことだ。「医療崩壊」を目前にしている可能性が高いと思われる。
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四度次第肝心鈔 政祝
44 如意輪殊勝の事
聖徳太子、聖武天皇、聖宝僧正などは如意輪の再誕の故に、聖如意輪の聖の字をもって名字となしたまう。
如意輪儀軌にいわく、有情を愍念せんが為に無量の方便を作して、化身を種々になすなどと。
貧道の人は殊更に信ずべし。これに依って常には如意輪と号す。金剛界には持宝金剛と名づけ、また救世菩薩と名づくと。
如意輪念誦法にいわく、およそ、この咒を誦するには在家・出家、飲酒・食肉、妻子あるを簡ばず、この咒をただ誦すれば必ず成就す。この咒を誦ずる人は作法を用いず、宿日を求めず、持斎を求めず、洗浴を用いず、別衣を用いず、ただ読誦すれば、皆な悉く成就すと。この法は宝思惟三蔵の訳なりと。
稲谷祐宣編著「真言宗事相概説――一座行法口訣集成」東方出版(1996)より引用
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この本を購入して20年近く経ちましたが、読み直して改めて気づかされることが多々あります。当時は分からないままだったことも、今になって(チョッとだけですが)ようやく気づかされることも。でも、まだまだ知らないことばかり――、そう、「死ぬまで修行…」であります。
「南無大聖如意輪観自在尊」
「南無大師遍照金剛」
合掌