次第の書写(雑感)
先に伝授頂いた「地鎮作法」と「上棟式作法」の書写が漸く終わりました。😅
ウイークデーは会社に身を捧げているとは言え、先延ばしになれば記憶が曖昧になるというものです。従い、週末に予定が入ると最悪であります。😢
そのような台所事情もあって、伝授道場でのノートは(→まさに備忘録作成)「必死です」。(笑)
因みに以下フローが、新宅に係るご祈祷のシステムとして想定されています。
① 地鎮作法
↓
② 上棟式作法
↓
③ 鎮宅作法(落成後)
一方、現行の新築物件の多くが「システム建築の工法」で施工されることが非常に多くなっています。工期の短縮化、低コストを実現するためです。都会地になると、その傾向は多々ありますので、上記の真言秘密作法にマッチングするやり方は現場現場で異なる筈ですから、常に工夫する必要があります。
また、施主さんにも若い世代が多くいると思われ、その方たちが都度都度「お経代」と称した出費を本当に負担することが可能か――、こういった経済的側面も十分に考慮しなければならないのではないか…。次第を書写しながら感じていました。
都会地のことを言えば、新宅入居を考える若い世代が、土地にまつわる「神話」を素直に受け止めることが出来るか――、こういった精神的・文化的な側面も深く考えると、行者が事前にしっかりとした「ストーリー説明」を準備しておく必要があるに違いありません。
→そういう中で、棟幣が(何と!)Amazonや楽天で購入可能という状況に、却って「何らかの新しい可能性」を感じたのは事実です。
ともあれ、巷間、面白おかしく語られる「都市伝説」と同列で語られるような事態は、何としても避ける必要があります。言い換えると「どうやって現代社会で格闘している若年中堅世代との理解共感にもっていくか」を真剣に考えて準備していくことだと思います。
それもまた、1300年以上の長きに渡って、先師より厳格に伝法されてきた秘密行法を修する現代行者に課せられたミッションなのかも知れません。