蓮華童子の日記

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

深砂大王

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私(たち)は、『深砂大王』とお呼びする。そう、深沙大将のことだ。

ご存知の方もおられると拝察するが、自坊は深大寺の近所にある。尤も自転車で20分くらいは掛かると思う…。

大元帥明王法を請来された小栗栖常暁阿闍梨が、この仏尊を併せて請来されたとされ、伝では毘沙門天の化身、即ち、『毘沙門天の夜の顔』ということである。

また、私(たち)のそれは、太山府君(奉教官)と密接に関わるもので、要は、この尊の前でウソは絶対につけないということだ

この仏天を拝んでいた幾つかを思い出すと、大音響に見舞われた日のことがやけに印象に残っている。一度など、本尊真言を唱え出したまさにその瞬間、直ぐ近くに閃光と大爆裂音を伴って落雷したことがあった。他にも、加行道場の裏の石垣がド~ンという音と一緒に崩れ落ちた。確か、散念誦の段だったと思う。

この仏天については、往昔より多くが語られることはない。修行する人も、いるようであまりいない。まさに宗祖大師の言われる『修して知る』を地で行く感がある。

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★滅罪生善、悪人降伏、除病延命、遠去魔事、乃至法界平等利益

ともあれ、この拙稿を目にされた方が深砂大王の大威力の利生に浴されて後、ご多幸を享受されますよう、至心にお祈り申し上げる。

合掌