2009-04-29 最略の慈悲 日常の話 #哲学 今日は施餓鬼一印法。恐らく最も短い時間で済ますことのできる施食作法になるのだろう。 口伝箇所はさておき、こんな短いもので大丈夫なのか…と思ったのも束の間、それだけに一層哀れを感じて至心に拝んだ。やっぱり…、だった。待っていたのだ。 喉が渇いているんだろうな―――。 粥を供するなら最上。それが基本である。でもそれだけではない。やっぱり『末期の水』なのだ。 水を飲ませてあげることの意味は、肉体を持っている者が想像している以上に重く深い。